就活日記④終わり
前回、内定までの道のりをざざっと書いたから小話を書いて行こっかなー。8月に入った。就活終わったら〇〇やりたい!〇〇するんだ!って気持ちが沢山あったけど何も手をつけてないな。ただ、ただ今流れる時間を垂れ流してる。この記録がひと段落ついたら、目標でも書こうかしら?
私は人と話すのが好きだった。自分の話をするのも好きだし相手の話を聞くのも好き。でも面接だと全然上手くいかなかった。
起承転結に文章をまとめて相手に伝える事が難しい、自分の意見ばかり押し付けてしまう。相手が聞きたい話より自分が話したい話をしちゃう。書き出していくと、私はコミュニケーションが好きなだけで上手な人では無かったと気づく。(現在進行形でこの悩みを深刻に抱えてる)
相手に寄り添って話を聞く、相手を理解する。難しい。本当に難しい。本質的なコミュニケーションが求められる就活では、私のこれは致命的だった。逆に今まで良く友達と楽しく話してたなと思う。でも実は、コミュニケーションの難しさは大学でよく感じてた。よく分からないけど何だか話してて「?」「楽しいのかなこの話?」と思う瞬間が多々あった。
自分本位で全部考え過ぎてたなー。
コミュニケーションって何?
自分本位をどう変えていけばいい?自己中を認めてどう変えてけばいい?
0か100のガチゴチの固定概念を無くすにはどうしたらいい?
難しい。本当に難しい。この先ずっと悩むんだろうなっと思う。
就活期間、私の癒しは「週に一度の散歩」「小説」「お笑い」「逃げ恥(再放送)」「新しいアルバイト」だった。
起きた事に対して、自分の意見を吐き出したくなるし自分を振り返ってると頭がうるさ過ぎて死にそうになる。日記に書いても、多少は変わるがどうにも救われない。週に一度の友達との散歩は、そんな私には救いの時間だった。就活以外にも日々思う事、くだらない話、偏見、何でも話した。
小説は私にとって貴重なライフラインかもしれない。何かに追い込まれたり悩んだ時気づいたら読んでる。就活期間(一番辛い5.6月)、再読した本も含め5〜6冊は読んだ。
個人的には、「人間失格」「出会い系サイトで70人に実際にあってその人に合いそうな本を勧めまくった1年間のこと」「サラダ記念日」「天才は諦めた」が良かったな。
自分本位にしか話せなくて考えられない人間の矯正に小説は向いてるかもしれないって思う。
お笑い、特に霜降りとオードリーは就活期間でハマった。若林の書いた本を買ってしまったほど(ナナメの夕暮れは最高)お笑いに詳しくないし、ミーハー所かもしれないけど笑顔も笑いも消えた私には良かった。
新しいバイト先は、褒められる事も認められる事もない今の時期、ただただ癒しを求めて始めた。大の和菓子好きだったため和菓子でのバイトを始めた。限界就活生のおっちょこちょい、適当な私だが、和菓子に囲まれ優しいおばちゃんに褒められバイトするのはセラピー的要素があったかもしれない。
何かで見た言葉があった。
「暗い気持ちになって冗談でも"今、自殺したら"などと考えてる時に、知人からの電話やふと開いた画集の絵に救われる事がある。それはその日の天使なのである」
限界で、性格も変わって、病んで、人から嫌われ出したどうしようもない時に出会う救いって一生忘れないよね不思議。その救いを見る度にその苦しい記憶が思い出されるのも不思議。