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淡々と自分の出来事を振り返る22歳女の日記

就活日記③7月終わる3日前に内定がでた話

就活をしているとtwitterで「21卒」「21卒 NNT」と検索することが増えてきた。

そんなの見てる暇あるなら就活やれよ、と言われたら何も返す言葉がないが私にとっては居心地の良いコミュニティだった。つぶやきの気持ちが共感しすぎて思わずいいねを押しまくってた。そして、そんな数々のNNTアカウントも内定をもらっていき、【実は内定頂きました!】【ご報告】というツイートが並び出す6月の終わりから7月の頭。ツイート内容が私の心にクリティカルヒットしていたアカウントが、内定報告していた時は本気で「おおおおおおっっっっっ・・・・!!」って声出した。(顔も名前も知らない人なのに不思議だよね)

就活の苦しさをツイートしていたアカウントの人と飲んでみたいわーって今思う。

 

さて、数々のどん底エピソードとどん底メンタルで終了した前回のblogだが広告代理店からWEB事業の企業に移って行ったタイミングでまだ思い出に残る企業があるので書いていく。

 

①BtoB事業中心のWEB制作会社/WEBディレクター職

制作会社は絶対に嫌だって思っていたけど、何かこの頃はそんなこと忘れてた。

ここらへんからWEB事業をやってる企業を中心に見てた。大学の勉強内容、私のやりたいこと、求められてることがマッチしてるのがWEB業界だった。

 

エージェントに紹介してもらって何度か面接し、印象の良い企業で、相手の私への印象も結構良かったため最終面接まで進んだ。最終面接は対面+課題プレゼンがあった。面接の前日に2時間ぐらい友達に協力してもらってプレゼンのポイントやこの課題が出るんじゃない?みたいな予想を立てた。

 

面接当日、蒸し暑い中相変わらず真っ黒なスーツを着て都内に向かう。パンプスの靴ズレで血が出た。何故、血を出しながら就活しないといけないんだ。3人のお偉いさんと私。課題はサイトの比較プレゼンと、私の大学の素晴らしい部分を400字で書くという内容だった。時間は90分。私は焦って時間が足りなかった。

発表後、まず面接官から一言

「私たちが求めてる事と違うことをしているのが分かりますか?」を言われる。パニック、一体何が起きた、この密室で。正直に「申し訳ありません、教えて頂けますか?」と聞いた。

 

あ、多分「就活日記①」にも書いたけど、私は超ド級のおっちょこちょいである。

 

どうやらサイトの比較は3つして欲しいところを、私は読み間違えて2つしか比較してないというのだ。私のおっちょこちょいがこれでもか!!と言うほど最大にして最悪に発揮された瞬間である。注意を受けながら、就活アドバイスというより、人間としてのアドバイスを3人から一斉に言われる。誰か殺してくれ!!!!!???と思いながら身に染みて聞いていた。これほど自分の性格を嫌いになったことはない。

その後は、余り覚えてないけど泣きそうになりながら家に帰った記憶がある。

 

貴重な最終面接のチャンスを、私の失敗で逃したのだった(n回目)

 

ここまで書いていて、とんでもない大馬鹿者だなって感想とそりゃ内定もらえないわけだわって半笑いである。でも私はどうやら人に恵まれる才能があり助けてもらえることが多かった。あと、こんなに焦っていた割には友達の内定報告は心から喜ぶことができた。本気でおめでとう!本当に良かったって思いながら聞いていた。

この気持ち、いつまで持てる?持てなくなったら遂に終わりか?って思いながら過ごしてたのを思い出すなあ・・・。

 

【入りたい!ここで働きたい!と思う企業に出会う】

②インフラ系IT企業/WEBデザイナー

 

自分から見つけたというより、エージェントに紹介してもらった企業だった。

私は本気で就活に悩んだら一人じゃなくてエージェントに頼ることを強く勧める。私は本当に良くしてもらって沢山助けてもらえたから。(エージェントによっては怪しいのもあるらしい、twitterで知った)

 

WEBデザイナー募集のIT企業。何気なく説明を受けたら私の条件項目に全て当てはまっていたし、何より社員の人が本当にいい人だった。やりたいこともここなら出来るって思った。絶対にこの企業の内定をもらおう、今までの失敗を絶対にしないと誓った。

 

夏の就活では募集がもうほとんど無くなってくる。あったとしても1~2人の枠。ここまで就活してきたような人間だ、何かが足りないはず。1~2人の枠に入るには完璧にして行くしかない。

 

2次面接、今までの内容をブラッシュアップしつつ「挫折経験」をその企業にだけ、見栄を出さないで、立派なことを話そうって気持ちを無くして、本当に辛かった挫折経験を話した。うまく話せたかは分からないけど、この経験が今の私を作ったんですって話しきった。その後、よくある質問をされながら話していき、2次面接は無事に通過することができた。

私の本当の挫折経験は高校2年生に遡る。部活動での話だ。4月に受けた第一志望の企業でこの話を出来たら受かってたのかな?って思っちゃう。

 

最終面接、気合いは十分。最終面接の30分前に二次面接を担当してくれた人事の人から電話が来た。事務的な変更のお知らせだったけど、最後にきっと大丈夫だから頑張ってって言ってもらえた。

最終面接は全ての総集編といった感じだった。1時間の面談だったが私への質疑、逆質問込み込みで1時間20分ぐらい話した。全ての質問に対してすらすら口が動いた。自分を見つめ直して本音で話してるし、本気で入りたい企業だとこんなに口が動くのかってびっくりした。

 

最後に伝えたいことがあります、と申し立ててこれまでの面接のお礼を伝えた。私はこの企業が第一志望だし就活を通してこの企業を知ることが出来て良かった。と伝えた。全部やり切った。もうこれで落ちたらどうしたら良いのか分からないぐらいだった。

 

いつもなら駒がなくなれば3~4個補充していたような女だ。この時はそれをしなかった。確信があったからというよりも、ここまで出し切ってダメならもう何をしても無理だと思ったからだ。

 

【内定がもらえた】

次の日のお昼過ぎ、母親としょーもないワイドショー番組の話をしてる時メールが届いた。『21新卒採用 合・・・』まで見えた。いや、落ち着け。もしかしたら合不通知とかかも知れないと最終面接不信の私は、訳の分からないことを考えメールを開いた。

結果は合格。その後すぐに電話が来た。「内定おめでとうございます。」この言葉がこんなに嬉しいとは思わなかった。ありがとうございます、ありがとうございますと、ずっと言い続けた。人生で初めての内定、私は就職活動を終えた。

 

 

ここまで、この長い長い私の自己満語りを読んでいてくれている人がいたら本当にありがとうございます。

長くて長くて終わりが見えない。でもテストと違って何もしなくても勝手にあちらからやってくる物でもない、自分で動かないと終わりはないのだ。勝手に終わってくれない。就活垢を眺めて精神を保つ。自分の生き方の下手くそさに泣けてくる。

周りより早く始めてたはずなのに終わらないのって何で?こんなに面接もしてるのに全然合格できないって私は人間として欠落してるのか?と。内定を1つでも持ってる人とNNTは絶対に気持ちを通わせられん!とか思ってた過激派思想。辛い思いをしてる人は沢山いるし、思っていること全部共感します。

 

でも就職活動は、嘘つき大会ではなかったと思う。たまに、何の対策もしないで素のままの自分を見てもらうわって言ってる人がいるけど違うんだよね。でもその腐る気持ちも痛いほどわかる。就職活動は腐ったら負けなのかも知れない。腐って自分で自分の殻に閉じこもってこの世を恨む、そうなったら出てくるのが難しい。

 

21卒は見えない未来に不安なリモート就活、色々なことがあったと思う。就活を終えた人は本当にお疲れ様です。まだ就活を頑張っている方は腐らないでください。絶対に貴方に合う企業はあります。必要としてくれる企業はあります。

 

これを言われていた当時は、全然響かなかったし私が入りたい企業はもう無いんだよ

!!!私を必要としてる企業がある無いとかじゃなくて、私が魅力を感じる企業がないんだよ!!とか思ってた。でも腐らずに行動をし続けてみてください。自分のやりたい事を諦めないで考えてください。きっとあります。でも、疲れたら自分の癒やしを見つけてください。

 

ちなみに私の就活中の癒やしはお笑い(特に霜降りとオードリー)、小説、逃げ恥(再放送してた)、週に1度の友達との散歩でした。

 

このblogは、大学時代何も頑張れなかった大学生が就活で大企業に入れた逆転劇でも、Fラン大学生の努力からの有名企業内定ゲット!話でもなく、

大学生活もアルバイトも人並みに頑張って早めに就活をした大学生が、全然うまく就活出来なかったし決まったのが遅かった話です。なんだこれ(笑)

 

次のblogは私の就活小話と、なんでこんなにうまくいかなかったかをぼちぼち書いていこうかな。